Bayen Takachio

釜炒り茶 / 高千穂町黒仁田茶園

高千穂町向山から見下ろす雲海と「天空茶園」

釜炒り茶は、高千穂町をはじめとする西臼杵地域が日本一の生産量であり、高千穂向山の黒仁田地区の「天空茶園」では昔ながらの製法で作られいます。

国内でも希少な釜炒り茶の伝統と山間部に並ぶ美しい茶畑、地域産業のすばらしさを未来につなぐ活動をしています。

釜炒り茶ができるまで

高千穂町向山の黒仁田地区では、国内でも希少な黄金色の香ばしい釜炒り茶が昔ながらの製法で作られています。

① 摘採(茶葉の摘み取り)

5月下旬頃より一番茶の摘採(てきさい)が始まります。

専用の機械を使って3人1組で新芽を「一芯三葉(いっしんさんよう」に注意して刈り取ります。

② 茶葉の搬入と釜炒り

摘み取った新芽は工場に運ばれ、専用のコンテナへ。そして、コンベアから炒り葉機に送られます。

茶葉は、約300℃の炒り葉機の中を通り殺青(さっせい=加熱して茶葉の酸化発酵をしていく酸化酵素を失わせること)されます。

この工程で釜炒り茶特有の香りが生まれます。

③ 揉捻から中揉、水乾、再乾

揉捻機では、茶葉に圧力を加えて揉み、茶葉に含まれる水分を均一にします。また、揉捻によりお茶の成分が出やすくなります。

中揉機では、40℃程の温度で揉みながらも乾燥されていきます。この過程で釜炒り茶特有の丸みを帯びた勾玉のような形ができます。

水乾機では、鉄製のドラム型の機械で「顕熱(けんねつ)」という直接的な遠赤外線の熱伝導方式により釜炒り茶の「釜香」を出していきます。

弊社では、水乾後に透気乾燥機での再乾過程を行い「荒茶」となります。出来上がった荒茶は、分断機、唐箕機、色選別機を通して不純物を除き、火入れを行い香ばしい「釜炒り茶」となります。

高千穂梅園 黒仁田釜茶

高千穂で作られる「高千穂梅園 黒仁田釜茶」は、きれいな黄金色のお茶です。まろやかな味とさわやかな香りは、まさに自然が育んだ天空茶園にふさわしい味と香りに仕上がりました。

高千穂梅園が昔ながらの製法でつくった釜炒り茶「黒仁田釜茶」をご賞味ください。

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